英語で挨拶、って、簡単なようで、難しいですよね~。
私の場合は、子どもの学校へ毎日お迎えに行くのですが、お友達の親によく会うので、挨拶は欠かせません。
普段なら、
“Hi, how are you?”
“I’m good, thanks. How are you?”
みたいな感じで、簡単な挨拶をして終わることもあるし、ちょこっと話すこともあります。
が、たとえば、長いスクールホリデーの後だったり、しばらく会っていない人と顔を合わすことがあります。
そんな時日本だったら、
「久しぶりだね!どうしてた?元気だった?」
みたいな話になると思います。
が、英語の場合、どんなことをどんなノリで言ったらいいの???
と疑問に思う人も多いでしょう。
実際私も、それがよくわからなくて、まごまごしているうちに、挨拶する機会を逃してしまうこともよくありました。
でも、この最初の挨拶がすんなりできれば、フレンドリーな印象を与えることができるし、「相手のことを覚えている」「また会えてよかったと思っている」と伝えることができますよね。
今回は、英語で「久しぶりに会った相手に何て挨拶する?」というのがテーマです。
「久しぶりだね!」ってネイティブはどう言う?
日本語の「久しぶり」に直訳できる英語はないのですが、英語にも、しばらく会っていなかった人に会った時、良く言われるフレーズがあります。
たとえば、久しぶりに再会して「おー久しぶりだね!」と最初に言うなら、以下のようなカジュアルな言い方があります。
“It’s been a long time!”
“It’s been a while!”
「(前に会ってから)長い間(経った)ね」「(前に会ってから)しばらく(経った)ね」というような意味合いです。
久しぶりに電話で話す場合などにも、最初にこうやって切り出すこともあります。
また、少し正確に言うならば、
“It’s been a long time since we last met.”
“It’s been a long time since we (last) saw each other.”
“It’s been ages since we last met.”
※ ages = a long time
直訳風にすると、「(前回)会った時から長い時間が経っている」=「久しぶり」という意味です。
since we last met. = 自分たちが前回会ってから。sinceの後は、一般的に過去形を使います。
この表現は、しばらくぶりに連絡を取る人に、メールを書く時などの導入にも使えます。
“How are you? It’s been ages since we last spoke. I hope everything is going well.”
元気ですか?前回話をして以来久しぶりです(ご無沙汰してます、にもなるかも)。無事に(お変わりなく)お過ごしでしょうか。
“It’s been ages since we last spoke.”
の部分は、状況に応じて、
“It’s been ages since we last contacted each other.“
前回連絡を取ってから久しぶりですね。
“It’s been a long time since I heard from you.”
(以前)近況を聞いて以来、久しぶりですね。
などに言い換えることもできます。
シチュエーションに応じて使い分けてください。
もう一つの、「久しぶりに会ったね!」を表す代表的な英語表現としては、
“I haven’t seen you for ages!”
(“I haven’t seen you in ages!”とも言える)
長い間あなたに会ってなかった!=久しぶりだね!
という言い方です。
前回会ってから時間があいて、久しぶりに会った時にかける言葉として、最適な表現です。
for ages は、 for a long time(長い間)、for years(何年も)、for a while(しばらくの間)などに置き換えることができます。
※for の代わりに in が使われることもあるようですが、この文脈の場合は意味はほぼ同じということです。
また、
「私達」を主語にして、「長い間、お互いに会ってなかった」というような言い方もできます。
「久しぶり!」って言ったら、次は何て言う?
「久しぶりに会ったね!」と言った後、どんなことを言いますか?
日本語なら、「どうしてた?」とか、「今は何しているの?」とか、聞くことも多いですよね。英語でもそのように、会話をつなげていくと、話が盛り上がります。
◆「どうしてた?」
“We haven’t seen each other! How’ve you been?”
久しぶりに会ったね!どうしてた?
※How’ve you been = How have you been
答えの例)
A: “I’ve been good, thanks.”
元気だったよ。ありがとう。
A: “Not that good.”
あんまりよくないよ。
◆何してた?
“Hi, How are you? I haven’t seen you for ages. What’ve you been doing?”
こんにちは!ずいぶん久しぶりに会ったね。何(どんなこと)してたの?
※What’ve you been = What have you been
答えの例)
”I’ve been helping my dad. I’ve been helping him with the accounts. We haven’t finished yet.”
父の手伝いをしてたよ。父の会計事務の手伝いをね。まだ終わってないんだけど。
◆どこにいたの?
“Where’ve you been? I haven’t seen you for ages.”
どこにいたの?あなたに会うの、久しぶりだよね。
※Where’ve you been = Where have you been
答えの例)
“I’ve been in France. I’ve been working on an EU project.”
フランスにいたんだよ。EUに関するあるプロジェクトの仕事をしていたんだ。
「久しぶりに会えてよかった!」と言いたい時は?
日本語では、誰かと久しぶりに会った時、「また会えてよかった!」とわざわざ言うことは少ないかもしれません。
それでも、ビジネスの場面などでは、「またお会いできて光栄です。」とか、「またお会いできてうれしいです。」のように言うこともあるでしょう。
英語でも、シンプルにそんな気持ちを表現することができます。
“It’s good to see you again.”
“It’s great to meet you again.”
また会えてうれしいです。
日本語にすると、恋愛の歌の歌詞みたいに聞こえてしまいますが(笑)、英語ではわりと挨拶がわりの表現といえます。
カジュアルに言うなら、
“Good to see you again”
“Nice to see you again”
こんな感じです。
久しぶりに会って、しばらく話をした後、別れ際に「会えてよかった。」「顔が見れてよかった。」「話ができてよかった。」みたいに言うこともありますよね。
そんな場合は、
“It was good to see you again!”
また会えてよかったよ。
“It was great catching up with you!”
久しぶりに会って話ができてよかった。
※catch up with 〇〇 = 〇〇(人)と会って話をする
などのように、過去形で言います。
ちなみに、相手からこう言われた場合は、
“Thanks, it was good to see you too.”
などと返すとよいでしょう。
「久しぶり」の相手との会話、どんなノリで話す?
実際に会話の場合、久しぶりに会った相手と、どんなノリで話をしたらよいのでしょうか?
BRITISH COUNCILの英語学習者向けサイトに、こんな動画があります。
How to greet someone you haven’t seen for ages
実際に、久しぶりに会った二人が、短い会話をするシーンです。
この記事で紹介したフレーズも、登場しています。
やっぱりネイティブのスピーキングは速いので、私も聞き取るのが難しいと感じるのですが、Transcript(書きおこし)もあるので、わからない部分もチェックできます。
こんなふうに、ペラペラ話せたらいいですが、必ずしもこのように早いスピードで話さないと通じないわけではないです。
私は、ぜんぜんこんな風には話せません(汗)。
ただ、すべて完璧に理解するのが難しいとしても、会話の雰囲気と、まずどんなふうに話を始めたらいいのか?どんなトピックを話題にしたらいいか?などは、とても参考になると思います。
また、受け答えのしかたも参考になると思います。
1分の短い動画なので、繰り返し見ることもできますね。
まとめ
日本語の「久しぶり」に相当する英単語はないのですが、やはり長い間会ってなかった人に再会した時に声をかける、定番のフレーズと言うのは、英語にもあるんですね。
覚えておくと、とても役に立ちます。
こうした挨拶は、知らなくても必要なことは情報交換できるかもしれないけれど、やはり人と心の通ったコミュニケーションをしたいと思った時には、覚えておきたい表現です。
記事の中では、何パターンか紹介しましたが、とりあえず一つを覚えて、少しずつバリエーションを増やしていくといいですよね。
私自身、最初の一言を英語で言う時が、いまだに力が入ってしまうので(笑)、こういう挨拶をもっとナチュラルに言えるようになりたいです!