英語文化を知ろう!パーティーに参加する時、開く時の挨拶とマナー

新年あけましておめでとうございます!

2019年最初の投稿です!

昨年は、多くの方に当ブログを訪れていただき、ありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いします♪

この時期、クリスマスや新年などのイベントが続き、日本でも「忘年会」「新年会」など、人と集まる機会が多くなる時期ですね。

私はオーストラリアに住んでいますが、英語圏では、この時期に限らず、何かの際には「パーティー」が開かれます。パーティと言っても、映画で見るような、ホテルなどの立派な場所で男女共々着飾って行われるような、豪華なものばかりではありません。自宅に友人・知人を招いたり、レストランの一角を借りて行うような、カジュアルなパーティもよくあります。ポピュラーなのが、誰かの「誕生日パーティ」。子どもの誕生日パーティは多くの人が身近に感じると思いますが、大人でも、何歳になっても、バースデーパーティーを開くことは、こちらではそう珍しくありません。もちろん、何かの記念日や何かのタイミングで、色んなタイプのパーティが行なわれます。

日本の方でも、英語圏の人とコミュニケーションする中で、パーティに誘われる機会もあるでしょう。あるいは、自分自身がパーティを主催することになるかもしれません。

私自身、パースに住んでから、何度かパーティに招待され、参加しました。パーティと一言で言っても、目的や人数などによって雰囲気はさまざまで、「何を着て行ったらいいのか」「何を話したらいいのか」等、毎回戸惑ってばかりです……(苦笑)。とはいえ、基本的なマナーや挨拶のしかたは共通点があります。

パーティって、そもそもどういうもの?

パーティに行ったら、どうすればいい?

……日本人の私達からしたら、やはり「わからないことだらけ」ですよね!

この記事では、多くのパーティに共通する「基本的なマナー・ルール」や、「パーティで人と出会った時の挨拶のしかた」を紹介します。

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パーティの目的は?

まず、「パーティ」というと、「楽しむ!騒ぐ!」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが(そういうパーティもあるかと思いますが)、基本的にパーティーは、開催する側がゲストをもてなす、といったスタンスで行われます。

たとえば誕生日パーティーというと、日本では「みんなで誕生日の人を祝ってあげる」という感覚だと思いますが、英語文化の場合は、「誕生日の人がみんなを招待してもてなす」という感覚のようです。もちろん、呼ばれた方はプレゼントを持って行きますが、誕生日の人は「自分の誕生日を祝うために来てくれてありがとう。」という意味で、食べ物や飲み物を出してみんなを歓待する、という感じです。

なので、誕生日のホストは、パーティを企画し、準備をし、お客を迎え、飲み物や食べ物をふるまう役割をします。自宅でパーティをする場合は、キレイに片づけて、お客様のための場所をセッティングして、食べ物をすべて用意して呼ぶし、レストランなどの場所を借りて開く場合は、その費用も段取りもすべて誕生日の人(開く側)が用意します。(日本で言えば、『結婚式』が感覚としては近い?)

ファミリー内の集まりの場合はまた違うかもしれませんが、さまざまな人を呼ぶパーティーは、おおまかに言うとこんなイメージです。

だから、誕生日パーティの場合も、誕生日の人は何もせず座っている、という感じではなく、ある意味一番「忙しい人」といえるかもしれません。自分自身がパーティを企画する場合は、覚えておくとよいでしょう。

パーティの招待状の書き方

仲間内の場合、パーティの案内や出欠確認など、今では携帯のメッセージで済ませることが多いと思います。

ただ、携帯番号を知らない相手に、手紙や文面でパーティのお知らせをすることも、もちろんありますよね。

パーティの招待状を書く場合、一般的に、決まったフォーマットやルールなどはありません。

基本的に、以下の項目を明記するとよいでしょう。

1)何のパーティか?

誕生日パーティ、結婚記念日、クリスマスパーティ、新居祝い、ディナー、BBQパーティ、などなど

2)日時

3)場所

4)RSVP

よく、英語の招待状には

RSVP by Fri, 05 May (Charlie 0234-567-890)

5月5日(金)までにCharlieまでお返事ください(電話:0234-567-890)

のように、書いてあります。このRSVPというのは、「参加するかどうかをお知らせください」という意味です。なので、招待状を書く時は、あらかじめ参加者を確定したい場合はこのようにRSVPと書いておくとよいです(ほとんどの場合書いてある)。その際、連絡先を忘れずに!

また、もしも招待状をもらった場合、RSVPと書いてあったら、できるだけ早く返事をしましょう。

5)その他の情報

服装や持ち物の案内、その他注意事項など。たとえば、「家族やパートナーもウェルカム!」など。

あるいは、子どもの誕生日パーティを開く場合は、年齢にもよりますが、「子どものみか、親も付き添ってほしいか」が書いてあると、参加する側としても助かりますね。他にも、カジュアルなパーティーか、フォーマルなパーティか、などがわかると、参加する側は助かります。

付け加える英文の例)

Your family is welcomed too!

ご家族も歓迎します!

If you would like to drop off your child and leave, please come back by 5 pm to pick up.

もしも子どもだけ送って来て親は帰る場合、5時までにお迎えに来てください。

以下のサイトには、パーティの招待状の例がたくさん載っています。参考になります。

Party Invitations|Greetings Island

パーティを開く。ホストになったら何をする?

基本的にパーティと言えば、ホストはたっぷりの飲み物と食べ物を用意します。食べ物飲み物は、パーティの目的や土地柄、文化などによって変わるでしょう。

オーストラリアの場合、飲み物はワインやビール、ソフトドリンク(水、ジュースなど)。食べ物は、クラッカーなどのお菓子(いわゆる『乾きもの』)やチーズ、フルーツなどが最初に出されて、その後BBQ、というのが定番でしょうか。

ちなみに、オーストラリアでは、BBQを振る舞うのは男性の役目だそうです!

たいてい、一家に一台は立派なバーベキュー台があります。パースの一軒家には、ほぼ必ず大きな裏庭(backyard)があり、アウトドア用のダイニングテーブルとイスがあります。そこでゲストにバーベキューを振る舞うのです。そのため、オーストラリアでは、気候のよい春~秋にかけてが、「パーティーに最適のシーズン」というイメージです。

たとえば夫婦や家族の場合なら、夫/男性側がBBQを焼いている間、妻/女性側が飲み物や他の食べ物を出す感じです。

男性たちはビールを飲みながらバーベキューの周りに集まって、女性たちはテーブルを囲んで、食べ物飲み物をつまみながらおしゃべり、という感じになりますね。

まあ、これは「ルール・マナー」というわけではないでしょうが、オーストラリアの「文化・習慣」と言えるでしょう。

また、日本の「~会」という場合には、「始まりや締めの挨拶」を誰かがやったり、主役や年長者の挨拶を一言求めたりする習慣があるかと思いますが、こちらの一般的な「パーティ」の場合、あまりそういうことはありません。私自身が今まで参加したパーティでは、人が集まって、そのまま何となく食べて、飲んで、個人個人で挨拶やおしゃべりをして、終わります。誕生日パーティの場合は、最後の方で「Happy Birthday」を歌ってケーキを切り分けて……はしますが、そのくらいですかね、場を取り仕切って何かをする、というのは。

もちろん、パーティの目的によって、色んなパターンがあると思いますが。基本的にこちらのパーティは、主催者が細かく段取りを決めて何かをするというよりは、それぞれ食事を楽しみながら、おしゃべりをして、交流を広げる場、という印象です。

パーティに行ったら、挨拶はどうする?

自分がパーティに招待された時は、会場に行って、まずホストに挨拶をすることはもちろん必須です。

また、パーティに招かれている人が、すべて自分の知り合いとは限りません。自分が会場に行った時、初対面の人がいた場合は、

Hi, I’m James. Nice to meet you!

などのように、自分のファーストネームを名乗って挨拶をする人が多いです。手を差し出して、握手をすることも一般的ですね。

私自身、声をかけられて、「この人はホストの人とどんなつながり?」と思って戸惑ってしまうことも多いのですが……。ホストの人がその場にいれば、紹介してくれることも多いです。が、ホストは忙しいので、その場にいないことも多いです。そんな時は、雰囲気次第では、話を続けてもいいですし、挨拶だけしてさりげなくその場を離れてもOKです。

新しい人が多いと、名前を全部覚えられない……(汗)と焦ってしまいますが、大丈夫!

実際、私自身も初対面の挨拶で名乗りますが、ほとんど誰も、私の名前を一回では覚えていません(笑)。

名乗るのがあくまで習慣であって、海外の人も人の名前をすべて完璧には覚えていないようですし、ましてや外国名の名前は覚えられないようです。特にパーティのようにたくさんの人がいる場合、全員の名前を一度で覚えられないのは、しかたがない面もあるのでは。もちろん、完璧に覚えられればその方がいいですが……。

パーティの中で会話がはずみ、改めてその人の名前を覚えたいと思った場合は、

Sorry, what’s your name again?

すみません、あなたのお名前は何ですか?(と、もう一度伺っていいですか?)

のように質問すれば大丈夫です。

そして帰る時は、その場にいる人たちに一言、挨拶をするとよいでしょう。

See you guys!

みんな、さようなら!

Have a great evening!

よい夜を!

などの短い一言でOKです。

また、パーティのホストには改めて、会場を去る前にしっかりとお礼を言うとよいですね!

パーティの服装は?

パーティで迷うことの一つは服装だと思います。私自身はウェディングなどのフォーマルなパーティには参加したことがなく、カジュアルなものしかわかりません……。ホントに普段着で参加しています(笑)。ただ、稀に「ドレスアップして来てね!」と言われたこともありました。

迷った場合、一番良いのは主催者に「何着て行ったらよい?」と聞いちゃうことですね。あるいは、フォーマルなパーティの場合、主催者からドレスコードを指定されることがあります。

ドレスコードについては、私自身もよく知らないのですが、以下の記事がわりとわかりやすかったので、参考にリンクを紹介しておきます。(英語記事)

How to: Party Attire and Dress Codes For Special Occasions|LiveAbout

まとめ

日本では、「パーティーを開く」という習慣があまりありませんが、英語文化では、パーティーは重要なイベントのようです。

日本でも、何かを祝って友人知人が集まって「お祝い」をすることはありますよね。例えば誕生日パーティなど。ただ、英語文化におけるパーティの場合、「祝う本人、パーティを開催する本人がホスト役をやる」ということが、日本の「お祝い感覚」と違うなぁ~、と私自身は思いました。日本なら、主役は働いたりお金を出したりせず、集まった人達がみんなで主役を喜ばせる、という感覚ですよね……?

また、日本でも「飲み会」や「親睦会」などの集まりがありますが、日本の場合、中心となる人の挨拶が長々とあったり、「乾杯の音頭を……」「締めの挨拶を……」みたいなのがあったり、時には「まず挨拶して、食事が始まって、何分したら●●の発表をして……」みたいに、内容が細かく決まっていることもありますよね。しかし、こちらのパーティは、なんとなく集まって始まり、食事や飲み物はその都度(出されたものを)楽しみ、周りの人との会話を自由に楽しみ、メインの時間が終わったらなんとなく引き上げる……という感じです。何の「仕切り」もないので、常に細かいスケジュールで「仕切られる」ことに慣れている私達日本人にとっては、結構手持無沙汰、かも???

そのような中で、初対面の人とどういう挨拶を交わし、どんな距離感で話をすればよいか?は、経験がないとなかなかわからないし、私自身も常に戸惑いを感じながら……です。

特に日本では、「初対面の人と話すのが苦手」という人も多いと思います。まあ、私自身もそうですが……。

が、英語文化では、パーティの場を通じて、「この人にはこんな人脈がある」「こういう家族や友人がいる」と互いに知ることは、人間関係を深める上で大切な機会だとと考えられているようです。また、特に地元でビジネスをやっている人にとっては、新たなネットワークを構築する場として、パーティは重要な役割を果たしているのだろうと思います。

「英語を使って海外の人と交流する際には、パーティは大切な社交の場であることも、知っておくと役立つのでは?」と思って、この記事を書きました。

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