ガッツリ英語を話せるほどではなくても、海外旅行などの時に、ちょっとしたことが英語で言えたら便利だな、と思う人もいるでしょう。
また、何かの事情で海外に行った時、やはり一番に英語を話すことになるのが、買い物やレストランでの食事などの場面ではないでしょうか?
お店で、おすすめの商品をいくつか勧められた時、どれにしようかな?と迷うことがあります。
また、レストランでメニューを見ている時、スタッフが「ご注文は?」と聞きに来たけど、まだ決まってない、ということもよくありますよね。
こういうシチュエーションは世界のどこでも日常的にありますが、そんな時、英語ではどう言ったらよいでしょうか?
今回は、英語で「迷っています」「考え中です」の言い方を紹介します。
お店・レストランで「考え中です」
お店で買い物する時、品物を見ていてまだ買うものが決まっていない時に、店員さんに
“What can I help you ?”
(いかがいたしましょうか?)
“Do you need any help?”
(何かお手伝いしましょうか?)
のように聞かれた時、どう返事したらよいでしょうか?
英会話マニュアルなどにもよく出てくるのが、
という表現ですよね。これももちろんOKです。
もしも一言だけで済ますのが、気が引けるのであれば、
のように言ってもよいでしょう。
関連投稿として、以下の記事では、“Just looking.”を言うシチュエーションについて少し触れています。
また、レストランなどで、メニューを見ている時、店員さんが「注文は決まりましたか?」と聞きに来ることもありますよね。
そんな時、「まだ決まってません。」「まだ考え中です。」と言いたい時は?
I haven’t decided (yet).
まだ決まってません。
でOKです。
yetはつけてもつけなくてもOKです。
また、
I haven’t decided the dessert.
デザートはまだ決まってません。(コース料理で他のものは決めたけどデザートはまだ、などの場合)
のように言うこともできます。
色々と迷ってしまっている時、お店に人が待っているのに対し、「まだ決めてません」だけではちょっとそっけないかな、と思う時もあるでしょう。そんな時は、
I need a few more minutes (to think).
もうちょっと時間をください。
などのように付け加えてもいいかもしれません。
「何を買うか、考え中」
また、「何を選ぶかまだ決めていない」「どちらを買うか迷っている」のように言いたい時は、
I haven’t decided what to do
I haven’t decided which to do
という形が使えます。こちらも知っておくと便利。
what は選択肢が漠然と複数ある場合、which は 「AとBのどちらか」のように選択肢が決まっている場合です。
買い物や注文の場面だけでなく、日常会話でも応用できます。
例文)
A: “Are you going to buy the iPhone 8? or wait for the iPhone X?”
B: “Uhm, I haven’t decided which to buy.“
「iPhone 8 買うつもり?それともiPhone Xの発売を待つの?」
「うーん、どっちを買うかまだ決めてないよ。」
This Friday is Anna’s birthday. But I haven’t decided what to buy for the gift.
今週の金曜日はアナの誕生日なんだけど、プレゼント何を買おうか、まだ決めてないんだ。
「~するかどうしようか、まだ考え中」
たとえば、「買うかどうか、まだ決めていない」「参加するかどうかまだ迷っている」など、
~するかどうか、考え中です。
という時は?
I haven’t decided whether + 文 ( or not )
I haven’t decided if + 文 ( or not )
という形が使えます。
例文)
I haven’t decided whether I’m going to buy it (or not).
それを買おうかどうか、まだ考え中です。
I haven’t decided if I’m going to join the tennis club.
テニスクラブに入ろうか、まだ迷っている。
また、「or の後に別の文」をつなげて、「~しようか、それとも~しようか」と言うこともできます。以下の例文を見ていただくと、よくわかると思います。
例文)
I haven’t decided whether I’m going to keep it or sell it.
(それを)取っておこうか、それとも売ろうか、まだ迷っているんだ。
I haven’t decided whether I’m going to buy a puppy from a shop or adapt from a shelter.
子犬をペットショップから買おうか、それとも動物保護施設から引き取ろうか、まだ考えているんだ。
「●●しようか、▲▲しようか、迷っている」
また、未来のことについて、「●●しようか(または、▲▲しようか)迷っている」と言いたい場合、慣用表現としてこんな言い方もあります。
I don’t know whether to 動詞A or 動詞B
Aをしようか、Bをしようか、どうしようか迷っている。
こちらも、具体的な使い方は、以下の例文を見ていただくとよいでしょう。
例文)
I don’t know whether to accept that offer or keep looking for a better job.
そのオファーを受けるか、もっとよい仕事を探し続けるか、どうしたらいいか迷ってるよ。
My computer is broken. I don’t know whether to have it repaired or buy new one.
私のパソコンが壊れてしまったんですが、修理してもらうか、新しいのを買うかで、迷っています。
※ have 物 ~ed[過去分詞] で、「(物を)~してもらう」
「●●しようかな、と考え中」
また、ちょっと違うかもしれませんが、「●●しようかな、と考え中です」という時もあります。
そんな時は、
I’m thinking of/about ~ing
~しようと考え中です。
という言い方ができます。
これも便利な言い回しなので、覚えておくと使えます。
例文)
I’m thinking of buying souvenirs for my friends, so can you recommend something good?
お友達にお土産を買おうかな、と思っているんですが、何かいいおススメはありませんか?
I’m thinking about buying a home in this area.
この地域に家を買おうかな、と考え中です。
まとめ
海外旅行の楽しみの一つは「買い物」や「食事」!
でも、お店のスタッフが待っている中で、あれこれと時間をかけて迷ってしまうのも、なんだか申し訳なく思ってしまいますよね。
そうはいっても、選ぶのも楽しみの一つだし、いいものを選びたい、と思うのも自然な気持ち。
そんな時も、心配はいりません!
ちゃんと、「まだ考え中です。」「まだ決められていません。」と言えれば、お店の人は快く受け入れてくれるでしょう。
他の地域ではどうかわかりませんが、私の住むパースでは、お店のスタッフもフレンドリーな人が多いです。「まだ考え中です。」と言うと、「じゃあまた後で来ますね!」とか、「決まったら呼んでくださいね!」「ゆっくりでいいわよ!」とか、声をかけてくれます。
私自身、家族で食事に行った時など、子どものメニュー選びにいつも苦労します。特に初めてのレストランでは、メニューを見ながら「これはどう?」「イヤだ、これがいい」「それ食事じゃなくてデザート!」などなどと家族で言い合って、結構な時間が過ぎて行きます(笑)。
最初は、そういう時も気持ちが焦っていましたが、今は
「まだ決まっていません。もうちょっと考えていいですか?」
と伝えられるようになったので、ずいぶん気が楽になりました。