実は私、数字がとっっっっても、苦手なんです……(苦笑)。
日本語でも苦手なので、英語だともっと苦手です。
でも、数字って、何をやるにしても必ず必要ですよね。
簡単な買い物でさえも、値段を言ったり、商品の数を数えたり。
おそらく読者のみなさんは、ある程度英語での数字の書き方、読み方はわかると思いますが、正しい発音で言えますか?
あるいは、数字そのものの英語の言い方はわかっていても、いざネイティブ発音で言われると、自分が頭の中で(勝手に)思っていた発音と違っていて、聞き取れないことも多いです。
私はそのパターンで苦しみました……。
というわけで、せめて2ケタまでの数字は、ちゃんとした英語発音を聞き取ったり、すんなり言えたりできるようになりたいです。
ちなみに、オーストラリアの幼稚園~小学校にかけて、算数の初歩として「数を数える」ことを結構じっくりとやるようです。
それも、子ども達が楽しく数を覚えられるよう、ネット上には教育に適した「数の数え方を歌にしたYouTube」が、それはたくさんあるんです!
学校では、先生がよさそうな動画を選んで、教室で子ども達に見せているようです。
これは、日本の子ども達大人達の英語学習にも、きっと役立つだろう!と思いました。
そこで今回は、そんな「英語の数の数え方」にまつわる歌のYouTubeを紹介したいと思います。
英語の勉強も、たまには肩の力を抜いてゆるーく楽しむことは、大切!
ちょうど日本では夏休みだと思いますので、お子さん達と歌いながら楽しむにも、最適だと思います。
100までの数字と大きい桁
まず、基本中の基本として、0から100までの数字を英語で正しく発音してみましょう!
ちなみに、「0から100までの数を一つずつ数える」は、英語で
count all the way from 1 to 100.
と言います。
これは、0から100までの数字の数え方と、大きい桁の言い方を歌ったYouTube。
The Big Numbers Song|KidsTV123(YouTubeへのリンク)
0から100までのカウントを、ひたすら数えて行きます。
でも、丁寧な発音とゆっくりめの音楽、繰り返しのメロディで、数字の発音の練習をするには最適だと思います。
画面には、数字と英語のつづりが表示されるので、見ながら聞くととてもわかりやすい。
また、100 の後は、大きな数字の桁の言い方が出てきます。
百、千、万、十万、百万、千万、一億、十億、百億、千億…… 一兆!
って、なんて言うか知ってますか?
答えは、歌の中に出てきますので、ぜひ聞いてみてくださいね!
頭ではわかっていても、歌に合わせてすんなり発音するのは、慣れるまで意外と難しいと思いませんか?
何度も歌いながら練習すると効果的!
スキップカウント(Skip Counting)
日本ではあまりこういうのってやらないと思うんですが、こちらの小学校では、「2の倍数の数だけを数える」「5の倍数の数だけを数える」など、数を等間隔で数える練習も繰り返し習います。
このような「一定の数を飛ばして数えること」を、学校ではよく skip counting と言います。
そして、例えば「2(の倍数)ごとに数える」「10(の倍数)ごとに数える」ことを英語では、
count by 2s
count by 10s
のように言います。
たとえば、“Let’s count by 2s !” と言われたら、2,4,6,8,10,12… というように数えていきます。
こうした数え方も、日本語だとスラスラ言えるけど、英語でやってみると意外と難しいものではないでしょうか?
たとえば、Counting by 5s を楽しく練習できる、YouTube。
The Counting by Fives Song ♫♪♫ | Scratch Garden(YouTubeへのリンク)
5つおきにカウントする部分は、結構ゆっくりなので、歌に合わせて一緒にカウントしてみましょう。
映像も面白いし、音楽もノリがよいので、なんとなく見るだけでも楽しめそう。
また、counting by 2s, 5s & 10s の3パターンを一気にやっちゃう、こちらのYouTubeもおすすめ。
Counting Robot (counting by 2s, 5s, & 10s for kids)|Harry Kindergarten Music
ロボットっぽい声とテクノ系ミュージックで、思わず体が踊っちゃう!?
子どもは好きですね(笑)。
このような「数を数える」学習は、やっぱりリズムよくやった方が、覚えやすい気がします。
掛け算九九
日本の小学生の算数で、必ず覚えさせられるのが、かけ算の九九。
英語でもあるんですね、やっぱり。
こちらでは、1~12までの数が使われ、各数字の組み合わせごとに、かけ算の結果を示す表が使われます。このかけ算の表を、英語では times table または multiplication table と言います。
そして、たとえば日本語では、「2の段(2×●)」「7の段(7×●)」等と言いますが、英語では 2 times table, 7 times table と言います。
最終的には、かけ算を全て覚えなければなりません。
日本語では、たとえば「4の段」なら、「しいちがし、しにがはち、しさんじゅうに……」と言いながら覚えていきますよね。
英語だとどうするのか、というと……。たとえば 以下の動画は、Multiplying by 4 (4のかけ算)の歌です。
The 4 Times Table Song (Multiplying by 4) | Silly School Songs(YouTubeへのリンク)
こんなふうに覚えていくんですね!
ネット上には、このように「英語のかけ算九九(実際には12×12だけど)」をリズムに乗せて歌った歌が、たーーーくさんあります!
興味があったら、他の数字の times table の歌も、探してみてください。(YouTubeのリンクへ行くと、関連動画が出てくると思います)
今どきっぽいラップ調のものから、オーソドックスなものまで、色んな動画がみつかります。
英語圏の子ども達に times table を覚えさせようと、教育関係者は色々と知恵を絞っているんだな~と思いました(笑)。
桁・位の名前
ところで、数字には、1、10、100、1000……、って、桁(ケタ)がありますよね。
それぞれのポジションは、1の位、10の位、100の位、1000の位……と言い表します。
この『位(くらい)』のことを、英語で何て言うかわかりますか?
…… place です。
そして、「位の値」のことを、英語では place value と言います。
同じ数字(たとえば1)でも、どの桁にあるか?によって、数(値)は変わります。(1桁目なら1、2桁目なら10、3桁目なら100……。それが『位の値』)
このように、「桁・位」と「数」の「関係性」を学ぶことを、こちらでは place value を学ぶ、と言うようです。
子ども達が、place value を理解できるよう、わかりやすく歌にしたYouTubeがあります。
Place Value Song For Kids | Ones, Tens, and Hundreds | NUMBEROCK Math Songs(YouTubeへのリンク)
1,2,3,4… という数の数え方、tens, hundreds, thousands…の発音が学べるのはもちろんのこと、
Ten ones make ten.
Ten groups of ten are one hundred.
Ten hundreds make one thousand;
the pattern never ends.
「1が10個集まって10。10が10個集まって100。100が10個集まって1000……。」
というように、「桁と位のしくみ」を説明する時の英語表現を知ることもできます。
(歌詞は、YouTubeへのリンク先で「もっと見る」をクリックするとあります)
日本人にとってちょっと慣れないのが、“ten ones” とか、“ten tens” とかいう表現だと思います。「1が10こ(10この1)」「10が10こ(10この10)」というのを、英語ではこういうふうに表現するんですね。
ちょっとリラックス系の音楽で、見ていてなんだかほのぼのするYouTubeです。
歌詞はちょっとしたストーリー仕立てになっており、数字に限らず英語全般の練習にもなると思います。
うちの息子は、なぜかこの歌がとても気に入っています。
繰り返し聞いていけば、thousand くらいまでは頭に入ってくるようになる……かも?
1~10のスペリング
おそらく日本の大人の人なら、1~10までの数字を正しいスペルで書くことはできると思いますが……。
単純に見て楽しいので(笑)、数字のスペリングを覚えるためのYouTubeを紹介します。
The Spelling the Numbers Song ♫♪♫ | Scratch Garden(YouTubeへのリンク)
息子の学校の算数の先生が見せてくれたらしいのですが、息子はこれが大好き(笑)。
英文の中で数字を書く場合、もちろんそのまま数字を書いてもOKですが、特に一けたの数の場合は、つづりで書く場合も多いので、正確なスペルを覚えておくとよいですね。
あと、小中学生が数字のスペルを覚えるきっかけとして、この動画は楽しめるのでは。
ぜーんぜん数字と関係ないけど、『サンショウウオ』や『両生類』の英語の言い方まで覚えられちゃうという(笑)。
お勉強系の動画でも、こういうユーモアがあるっていいですね~。楽しくてついつい見ちゃううちに、自然と単語やスペルを覚えている、って、ある意味理想的かもしれません。
まとめ
今回は、数字に関する「子ども向けの歌のYouTube」を紹介しました。
どれも、なんとなく聞いているだけでも、英語の数字の言い方・発音に「慣れる」ことができると思います。
字幕を出して、歌詞をしっかり確認しながら練習するのは、もっとおすすめです。
YouTubeの字幕の出し方は、以下の過去記事をご覧ください。
数字は世界共通。でも、言葉にした時の言い方・書き方は、言語によって異なります。
日本の学校では、英語の数の書き方は結構しっかり習うと思うのですが、「言い方」「発音」を学ぶ機会が、あまりないのでは、と思います。しかし、英語で会話する際には、そうした「音声での表現」も学んでおくことはとても大切です。
今回紹介したYouTubeは、学校で英語を学習中のお子さん達も、楽しく視聴できると思うし、役に立つと思います。
もちろん、「改めて数字の英語発音をしっかり身につけたい!」という大人の方々も、繰り返し練習の素材として利用してみてはいかがでしょうか?