「感情表現の英語」を使いこなす!形容詞の文法と頻出単語11選。

日本の学校で、あんなに英語を勉強した・・・けど。

難しい単語や文法は色々覚えた・・・けど。

なんでこんな簡単なことが、英語で言えないんだろう~???

って思っている人は、実は多いのではないでしょうか?

その一つが、「たのしい!」「びっくりした!」「つまらない」「がっかりだ」などの、簡単な感情を表す言い方がわからない、というのがあると思います。

ですが実際、英語に限らず、こうした気持ちを端的に表す言葉は、会話をナチュラルに進める上で、結構大切ですよね。

相手の言ったことや、共有している出来事に対し、適切なリアクションを示すことで、相手もうまくコミュニケーションがとれていることを確信してくれるんじゃないか、と思います。

そこで過去に、こんな記事を投稿しました。

「気持ちを伝える英語」が話せるようになりたい!感情表現の単語10選。
日本では、学校教育の中で英語の基礎を学びます。 私達の世代では、少なくとも中学・高校の6年。 今は、もう少し早い、小学校高学年から、英語の授業が取り入れられています。 ...

英語では、気持ちを表すためによく使われる「形容詞」があります。

が、この形容詞の使い方。実はちょっとだけ、紛らわしい

正しい使い方をしっかり覚えてしまえば、どんどん表現のバリエーションを増やしていくことができます。

ではこの際、ルールをマスターしちゃいましょう!

というわけで今回は、気持ちを表す「形容詞」の使い方について、まとめます。

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感情表現の形容詞、be + ~ed ? be + ~ing?

上に紹介した過去記事の中で、「ワクワクする」という表現を紹介しました。
その中で、

“I’m excited!”

というのは、「すごく楽しみなことがあってワクワクしている」というような時に使います。

と書きました。

“I’m excited.”

は、私は、ワクワクしている。」 という表現です。

主語は、私。その時は、be excited. です。

もう一つの表現があります。

“It’s exciting.”

これは、「それは、ワクワクする(=人をワクワクさせるようなモノ・コトだ)。」という表現です。

主語は、あるモノや事柄(人の場合もあります)。この場合は、be exciting. です。

人(ワクワクしている本人)が主語の時は、be + excited.

モノ(人をワクワクさせるもの)が主語の時は、be + exciting.

というルールだけは、はずさないようにしましょう。

be +~ed? be +~ing? どっちを使うべき?

I’m excited. と、It’s exciting.

どんな場合にどっちを使えばいいでしょうか?

“I’m going to Japan next week. I’m so excited!

といえば、

「私は来週日本に行くことになっていて、(私が)すごくワクワクしているよ!

と言えるし、

“I’m going to Japan next week. It’s so exciting!

といえば、

「私は来週日本に行くことになっているんだけど、それがすごくワクワクすることなんだよ!

という感じになります。

上の例文であれば、どちらを言ったとしても、違和感なく伝わるでしょう。

ただ、以下のような会話の場合、

A: “I’m going to Japan next week.” 

B: “Wow, it’s so exciting! 

「私、来週日本に行くんだよ。」

「わお、それはとても楽しみだね!(ワクワクするコトだね!)」

は、あいづちとしてナチュラルですが、

A: “I’m going to Japan next week.” 

B: “Wow, I’m so excited! 

「私、来週日本に行くんだよ。」

「わお、すごいワクワクする!(私が)」

これは、ちょっとヘンですよね?

まあ、「それを聞いた自分までワクワクしちゃった!」と言いたいならば、それもOKですが。

使い方の違いが、わかるでしょうか?

文の中で使い分けるならば、

“That movie was so exciting.

あの映画はすごくワクワクして楽しかった。

“They were really excited about the project.”

彼らはそのプロジェクトのことを、本当にワクワク楽しみにしていた。

と言う感じになります。

また、会話の中で、“So exciting!” などと言った場合は、“It’s so exciting!” 主語(It’s)が省略されていることになります。

“I’m going to Japan next week.”

“Really? So exciting!“ 

このルールで使える、他の11の形容詞

このルールは、感情を示す多くの形容詞で使えます。

以下に、その一例を載せておきます。

1.bored/boring

「退屈だ/退屈させるような」という意味の形容詞。

“I’m bored.”

退屈だ(私は退屈している)。

“This book was boring.

この本はつまらなかった。

2.tired/tiring

「疲れている/疲れさせる」という意味の形容詞。

“Are you tired?”

(あなたは)疲れてる?

“Looking after kids is tiring.”

子どもの面倒を見ることは、疲れる。

3.interested/interesting

「興味がある/興味を持たせる・面白い」という意味の形容詞。

“Are you interested in buying a home?”

住宅の購入に興味がありますか?

“I think his idea is interesting.”

彼のアイデアは面白いと思う。

4.annoyed/annoying

「うんざりする・いらいらする/うんざりさせるような」 という意味の形容詞。

“I’m always annoyed about the noise from a neighbour.” 

隣の家の騒音に、私はいつもうんざりしている。

“My neighbour is always noisy. It’s really annoying.”

隣の家はいつもうるさい。本当に私を苛立たせるものだ。

5.surprised/surprising

「驚く/驚くべき」という意味の形容詞。

“I was surprised when I heard the news.”

その知らせを聞いた時、(私は)驚いた。

“Are you getting married?  That’s surprising!
(あなた)結婚することになったの? それはオドロキだわ!

6.exhausted/exhausting

「疲れ果てた/くたくたに消耗させる」という意味の形容詞。(= very tired/tiring)

“I’m really exhausted.”

本当にくたくただ。

“My new job is quite interesting, but sometimes it’s exhausting.”

新しい仕事はそれなりに面白いよ、でも時々クタクタに疲れる仕事だね。

7.thrilled/thrilling

「楽しくてワクワクする/ワクワクさせるような」という意味の形容詞。

“I’m so thrilled about that plan!” 

その計画、(私は)とても楽しみだ!

“That’s so thrilling! 

それはとても楽しみだね!

8.disappointed/disappointing

「がっかりした/がっかりさせるような」という意味の形容詞。

“I was disappointed with that restaurant.”

あのレストランには(私は)がっかりした。

“That restaurant was really disappointing.”

あのレストランは本当にがっかり(させるような期待外れのもの)だった。

9.shocked/shocking

「ショックを受けた/ショックを与えるような」という意味の形容詞

“We were shocked when we heard the news.”

そのニュースを聞いて私達はショックを受けた。

“The news was shocking.”

そのニュースは衝撃的だった。

10.confused/confusing

「(考えなどが)混乱している・判断がつかない/混乱させるような・まぎらわしい」という意味の形容詞。

“Which one should I choose? I’m confused.”

どっちを選ぶべき?(私は)判断がつかない。

“These two products look very similar, so it’s confusing.”

この二つの製品はとてもよく似ているので、まぎらわしい。

11.embarrassed/embarrassing

「恥ずかしい/恥ずかしく思わせるような」という意味の形容詞。

“It was my first time to sing karaoke in front of people. I was a bit embarrassed.”

人前でカラオケを歌うのは初めてだった。(私は)ちょっと恥ずかしかった。

“It was my first time to sing karaoke in front of people. It was a bit embarrassing.”

人前でカラオケを歌うのは初めてだった。(それは)ちょっと恥ずかしいことだった。

まとめ

こうした、感情や気持ちを表す形容詞は、ネイティブの会話の中ではとても頻繁に登場します。

自分がこう感じている、ということを、わかりやすい言葉で表現することは、コミュニケーションを円滑にするためにも、表現豊かな英語を話すためにも、大切なことだと私は感じています。

知っておくと、タイミングよく相づちを打ったり、相手の言ったことに対して反応を返す時にも、とても便利です。

難しく大げさに考えず、まずは短いセンテンスで「言ってみる」ことから!

ただ、やはりありがちなのが、

“I’m boring.” とか、“It’s excited.” などと言ってしまうこと。

どっちだっけ???って考えてしまいますよね?

この点だけ、今回説明したルールを注意して、正しい使い方をマスターすれば、後は形容詞の語彙を増やしていくだけ。

自信を持って、感情を英語で伝えることができます。

また、今回紹介した「感情表現の」英単語も、英会話の中ではとてもよく使われる、基本的な単語です。

ぜひ、覚えておきましょう!

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