英語で会話。ネイティブの英語が聞き取れない時どうする?対処法。

私は西オーストラリア・パースに暮らして3年と9ヶ月ほどになりますが、いまだに英語で話しかけられると、何て言われているかわからないことも多いです。

ある程度、文脈が読めている場合はまあいいんですが、「突然」「早口で」「長いセンテンスで」何か言われると、困ってしまいますね~。

最初の頃は、

「話しかけられているのに、なんて言われているかわからない・・・どう対応したらいいの?」

なんて、すっっごく気まずい思いをしました。

さらに気まずいのが、自分から何かを質問して、それに対して相手が答えてくれているのに、それが何て言われているかわからない時(汗)。

1回2回、Pardon?と聞き返すくらいならいいけど、何度も言ってくれているのに理解できない自分・・・めっちゃ気まずい(滝汗)。

申し訳ないキモチやら、気恥ずかしいキモチやら、自分が不甲斐ないキモチやら・・・さまざまな感情が入り乱れて、すごーくモヤモヤしてしまいます。

こういう感覚は、日本語で話せる環境なら、まず経験せずに済むものです。
こうしたきっかけで「英語恐怖症」や「外国人恐怖症」になってしまう人もいるのかも?

でも、誰もが経験すること!あなただけではありません。

そして英語を使っていくには、こういうシチュエーションにも慣れて行く必要があります。

私自身が「英語に少し慣れて来たな」と思えるようになったのは、在住3年目に入ったくらいから。

その一番の要因は、わからないことに対し「わからない」と言えるようになったこと!

あるいは、英語がわからなかった時、どう切り返せばよいか、ということに慣れたのが大きいと思います。

そこでこの記事では、ネイティブが英語でなにか言ってくれてるのに、聞き取れない!わからない!という時、どうしたらよいか???

私なりに経験を通してわかった対処法を、いくつか紹介したいと思います。

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単純に聞き返す。

まず最初に、とにかく相手が何を言っているかわからない時は、定番ですが

“Pardon?”

とか

“Sorry?”

とか、一言で聞き返すこと。

うまく聞き取れなかったので、もう一度言ってほしい、ということが伝わります。

さらに、もっとハッキリ「もう一度言ってほしい」と伝えることもできます。

“Can you say that/it again?”

“Can you repeat that/it ?”

もう一度(それを)言ってもらえますか?

たとえば、こういう言葉を組み合わせて、

“Sorry, can you say that again?”

すみません、もう一度言っていただけますか?

“Sorry, I didn’t get it. Can you repeat it again slowly?”

すみません、わかりませんでした。もう一度ゆっくりと言っていただけますか?

※I didn’t get it = わからなかった

“Sorry, I didn’t catch you. Can you say it more slowly?”

すみません、聞き取れませんでした。もう少しゆっくりと言っていただけますか?

※I didn’t catch you = 聞き取れなかった

などなどと言うこともできます。

「どういう意味ですか?」

Pardon? とか Sorry? ばっかり繰り返すのも、会話が気まずいと感じることがあるでしょう。

そんな時は、

“What does that mean?”

それはどういう意味ですか?(その言葉は何を意味していますか)

“What do you mean?”

どういう意味ですか?(あなたはどういう意味で言っていますか)

と返してみるのもいいです。

言われたことがよくわからない、ということが伝わります。

Sorry? や Pardon? だけだと、本当にただ言葉が聞き取れなかった、というふうに相手は思って、単純に同じことを繰り返して言われるかもしれません。

でも、“What does that mean ?” 等と聞いた場合は、相手は、同じような内容のことを、わかりやすく少し言葉を変えて言ってくれるかと思います。

そのため、聞き取れなかったとしても、相手を理解するための手がかりを、より多く得られることになります。

会話を続けるという意味で、覚えておくと便利な返し方です。

話の一部がわからない場合

相手の言ったことの中で、ある単語や、一部分がわからなかった場合。

ざっくりと「わかりません。もう一度言って。」というよりも、「●●がわかりません」と、わからない部分をピンポイントで相手に伝えた方が、会話がスムーズに行きますよね。

ある単語が、自分の知らない言葉だった場合は、

“What does the word ●●● mean?” 

●●●という言葉はどういう意味?

と聞いてしまうとか、

あるいは、

“I don’t understand what the word ●●● means.”

●●●という言葉がわかりません。

“I don’t know the word ●●●.  What does it mean?”

●●●という言葉を知らないのですが、どういう意味ですか?

と伝えてもOKです。

また、こんなケースもあります。

あなた:”Where is the toilet?” 

相手:”Turn right on the corner and it’s next to Woolworth.” 

あなた「トイレはどこですか?」

相手「その角を右に曲がったら、ウールワースの隣です。」

その、肝心の「何の隣」が聞き取れなかった場合・・・

あなた:”Next to what?

のように軽く聞き返すこともできます。

また、文の一部が微妙な感じでイマイチわからない・・・そんな時は、単純に繰り返して聞く、というのも効果的です。

あなた:”What time does the show start?” 

相手:”It starts 4.50(four fifty).” 

あなた「ショーは何時に始まりますか?」

相手「4時50分です。」

(イマイチ聞き取れなかったら・・・)

あなた:”Four fifteen? Or four fifty?

相手:”Four fifty. Ten minutes to five.”

あなた:”Ok. Thank you.”

あなた「4時15分?4時50分?」

相手「4時50分です。」

あなた「OK。ありがとう。」

相手の言ったことを確かめたい時

相手が言ったことが、なんとなくはわかったんだけど、イマイチ自信がない時。

「~って言った?」「~ってことですか?」

って聞けたら、より誤解のない意思疎通ができますよね。

そんな時は、

“Did you say (that) ~ ?”

“Did you mean (that) ~ ?”  

※ ~は文(主語+動詞)

と聞くことができます。

Did you say (that) I can get it at the Visitor Centre?”  

それをビジターセンターでもらえるって言いました?

Did you mean (that) we can’t buy tickets until 11 o’clock?”

11時まではチケットを買えないって言いました?

私は、実はコレよく使います。

なんとなく相手にペラペラ~っと言われて、その中で自分が必要としている情報をキャッチできたか、会話の終わりにこうやって確かめるのです。

結構誤解していることもあったりするので、それがわかって便利です。

まとめ

相手が言っていることがわからない・・・でも、何度も聞き返すのも気まずい。

よーくわかります!

実は私も、いまだに相手がなんて言っているかわからなくて、なんとなくムードで「うんうん」ってうなずいちゃうことってあります(笑)。

まあ逆に、私の言っている英語が意味不明でも、周りの人もなんとなく「へー」で済ましているんでしょうね(笑)。

ただ、会話を基に、何かアクションを起こさなければならない(相手に話を聞いて、その結果をもとに、自分がどうするかを決めなければならない)というような時は、やはり相手の言うことを正確に理解する必要があります。

そういう時には、相手がベラベラーとしゃべる言葉の中から、何とかキーとなる単語を見つけ出していき、そこから会話を広げていきます。

手順としては、

STEP1:とにかくもう一度言ってもらう

STEP2:ポイントとなりそうな単語・部分を探し出す

STEP3:「●●はどういう意味?」「●●って言ったの?」と理解のきっかけをつかむ

STEP4:「あなたの言ってることは~ってこと?」と確認する

・・・と、会話を続けていきます。

今回紹介した言葉は、ごくベーシックなものです。

必ずしも、いつも「こうでなければいけない」というものではなく、経験を積む中で、自分が言いやすい表現をみつけて、少しずつバリエーションを増やしていけばよいと思います。

他にも、色んな言い方がありますし、気心の知れた関係であれば、もっとカジュアルな聞き返し方もあります。

日本では、相手が何を言っているかわからなくて、何度も聞き返す機会はあまりないかもしれません。

でも、英語で話す時は、聞き返す事にもある程度慣れて行くことが大切だな、と思います。

たとえ英語に自信がなくても、自信を持って、明るく聞き返す!

そして、一生懸命コミュニケーションしてくれた相手には、Thank you! と最後に明るい笑顔でお礼を言いましょう!

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